静かに烈しい高揚
今はとりあえず肉体を休ませている。
半年周期でやってきたハイパーに、倫理観など存在しないし、また奈落の底に落ちるからといって、やめない。
せめても体を小休止させるくらいしか手だてはない。
男に執着するのだけはやめよう。
とはいっても男を想わないではいられない。
なんの傷も負わないことに出来ないのは百も承知している。
ふと空白の時間が出来ると、何をしたらいいのか考える。
男の名前も覚えていない。
過剰に執着しない、今のような軽さでいられたらいい。
寝る前に反芻するのはやめる。
眠れないから。