私は何がしたいのか?

その問いかけに絶望しながら目が覚める。
彼のことではなく夫に対して。

彼とは、このままだんだんと自然消滅すればいい。
彼のことなど好きではなかった。
ズブズブに溺れそうもない相手だから、居心地が良いから会っていただけ。
楽しかったから好きと言っただけ。
他にいなかったから選んだだけ。
久しぶりのセックスにハマっただけ。
タイプでもないのに。

私は一体、何がしたいのか?
男を取っ替え引っ替えしたいのか?
答えはNo


夫が一番大切だし、いまさらながら元の鞘に収まって、大事にしたいと思う。
もしも夫が先に逝ったらと考える。
私は夫に感謝し、しばらく絶望的な悲しみに襲われるだろう。

上手く浮気する男のように、きれいな男の子と遊びながら家庭も大切にしよう。と土曜日の朝に決意してみる。